当たり前ですが、
会社の損益は、
利益 = 売上 – 経費
で表されます。
そのため、
利益を増やすには、
売上を増やす
か、
経費を減らす
しかありません。
ただ、
売上は、
お客様が決めること。
営業活動を強化しても、
実際に売上が増えるかどうかは、
お客様次第であり、
会社が勝手に決められるものではありません。
その一方、
経費は、会社の意思で
決めることができます。
どこに、どれだけのお金を使うかは、
会社の決定次第。
だから、会社は
利益が減ってきた時に、
売上増よりも、
経費削減を優先させることが
どうしても、多くなります。
ただ、これは私の経験則ですが、
単純に経費を減らそうとすると、
経費削減とともに、売上も一緒に
減ることが、ほとんどです。
特に、
従業員の給与・賞与を減らすと、
売上は、驚くほど減ります。
それでも、
経費削減の金額よりも、
売上減の金額の方が小さければ、
結果的に利益は増えるものの、
ほとんどの場合は、売上の減少額の方が大きくて、
利益も減らしてしまいます。
もし、利益確保のために、
経費削減を行うにしても、
現場の経費は、一番最後です。
経費削減を行うのであれば、
現場から遠い部門の経費から、
削減していくこと。
なお、極端な例ですが、
取締役の給与や賞与を減らしても、
売上には、ほとんど影響ありません。
むしろ、
役員報酬は減らし、それを原資に、
生産や営業活動などの、
現場の経費を増せば、不思議と
売上も増えるものです。
経費削減は、
現場から遠いところから。
ご参考になれば幸いです♪
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